ロンドンの木

DiffarのデザインでD&ADのWood Pencilをいただきました。
ありがたいことです。サンキューロンドン。

ロンドンといえばもはや旧友と言ってもいいだろうK氏と行ったロンドンは最高だった。
10年くらい前の年の瀬、12月30日くらいだったか、
突然「来週ロンドンいかねぇ?」と連絡が来て、二つ返事で行くことを決めてしまった。

急いでチケットをとり、年明け早々会社を休むことになるので
先輩や上司にも連絡し、正式に許可を取るでもなく旅立った。
あとから聞いたらけっこう怒って(呆れて)らっしゃったようで、
年明け2週目に出社した際「なんでXXの仕事呼んでくれないんですか?」
と尋ねたら、「お前が何も考えずロンドンに行っている間にドンドン進んでいるからだよ」と
優しく教えてくださいました。韻。

社会人、会社員として、本当に甘ったれだったけど、その先輩は今でも尊敬するデザイナーです。

で、ロンドンで何をしたかというと、美術館に行ったり、
友達と会ったり、酒を飲んだりしてたわけで、まぁのんびりした休暇だった。

ただひとつ、
僕が信仰しているデザイン神ことピーターサヴィル!(らしき人)を見つけて、
神は俺inロンドンを祝福している!と叫び、
K氏には「俺はPeter Savilleに呼ばれた男だ」と、パブでベロベロになりながら語った。

あのオッサンが本当にPeter Savilleだったのか。

デザイナーとしてもっと活躍することができたら、わかる日がくるのかもしれない。

明らかに才能のない英語を勉強するよりも「あぁ、このデザインした人ね」の方が対話の可能性があると信じている。

今回のD&ADの審査員にSavilleはいなかったけど、でもやっぱ嬉しいっす。

Thank you London。


いろんなところに連れて行ってくれた友達たちも、様々な理由で昔のようには遊べない。
その代わりに、いや正確にはその代わりにははなれないけど、

「仕事はいろんなところに連れて行ってくれる。」

その点で仕事が好きだ。

最近そんなことを考えました。